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通年採用が新卒採用の主流になる!?

1月20日(金)、6社の採用担当者が集まる取材に呼ばれて参加してきました。その時、複数の会社の方の担当者の方が「新卒一括採用ってそのうちなくなるよね」といったことを話していました。今日はこのテーマで考えてみたいと思います。

 

新卒一括採用を巡ってはここ5年以内に様々な議論と変更がなされ、その都度就活生と人事担当者が戸惑いながら対応に追われていますね。

ひとつの例として、インターンシップの在り方が変わり、短期間のインターンシップ(1Dayインターンシップ等)が流行りつつあります。でもその内容は会社説明会そのものであるなど、就活解禁前の学生集めの手段として利用されており、従来のインターンシップとは大分様変わりしています。

 

一方、アメリカの場合、新卒一括採用というものは存在しません。採用時期に制約はなく基本は「通年採用」であり、就業経験がなくても中途採用と同じように経験や専門性を問う採用をしているようです。そのため、大学生は学生時代に勉強をしっかりやり専門性を身に付けることや、休みの期間中はインターンシップに参加して就業経験を積むなど、就職に向けてきちんと努力しなければなりません。

また、インターンシップが学生と企業をつなぐチャネルとなっており、参加学生で優秀だったりすると、そのまま就職するケースも多いとか・・・。

gaishishukatsu.com

 

さて、日本企業に話を戻しますが、最近の動向を見ていると、日本でも通年採用をやり始めている企業が増えているようです。有名な企業として、ファストリYahoo!楽天ソフトバンクが挙げられますが、「日本の人事部」でのニュースリリースGMOの取り組みが取り上げられるなど、東証一部上場企業でも導入し始めています。

[ニュース]2017年度新卒採用より「通年ポテンシャル採用」を導入~入社... - 『日本の人事部』


ここで、通年採用の目的について考えてみます。
通年採用の目的は、以下の3つである場合が多いようです。
◆通年採用の主な目的
①3月卒業ではない大学に在学中の優秀な学生を集めること
②学生時代の会社選びがうまくいかず、入社間もなく転職を考えている優秀な学生を集めること
③優秀な大学生を、他社よりも早く接触し獲得すること
(いずれかまたは複数に該当するケースが多い)

では、新卒一括採用の目的とは何でしょうか。
◆新卒一括採用の主な目的
採用シーズンの学生の動きを的確に捉え、必要なプロモーションを行い、優秀な大学生を獲得すること

もしも、通年採用が主流になり、採用シーズンを待たずに優秀な学生が内定をもらうのが当たり前になれば・・・新卒一括採用では優秀な学生を獲得しにくくなってしまいますね。
ですが、通年採用での早期獲得が過剰となれば、もしかすると通年採用を規制する倫理憲章が出されるかもしれません。でも、就職するためには大学4年生にならないと就職活動が出来ない国ってなんかおかしいですよね。規制が機能するとはあまり考えられないですし、もし機能したらどんどんグローバル社会から蚊帳の外になってしまい、それはそれでもっと心配です。

そのように考えると、通年採用は新卒一括採用の在り方を変える可能性があると思います。むしろ既に、通年採用的発想で優秀な学生をかなり早期に獲得出来ている会社もあるのでは?通年採用を早期に取り入れ、通年採用のプロモーションに向けた施策を実行していくこと、この数年間の新卒採用担当の大きなテーマになると思います。