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チームが成功するために必要な要素

新卒入社した大手の伝統企業では、絶対的なリーダーがいて、そのリーダーの指示に従っていれば、安心して仕事ができる環境がありました。そして私も、指示にきちんと答えていくことが最大のミッションという理解の下で仕事をしておりました。
時にはリーダーの指示が不明確だったり意見が合わなかったりすることはよくありましたが、そういう時でもリーダーという立場を尊重しリスペクトを忘れないようにしながらディスカッションをしていたように思えます。

 

しかしその後成長企業に転職し、すべてのメンバーが転職経験者という環境となり、そこで自分がリーダーを務めるようになるとそう簡単にはいかないのです。自分と同じようなカルチャーにいたメンバーなんて、そんなに多くないのです。

ダイバーシティ化やグローバル化の波が押し寄せており、伝統企業にいるリーダーも、これまで経験したことがないような新たな課題に直面しているように思えます。メンバーの価値観が多様化し、住んでいるところも言語もバラバラだったりして、昔のやり方ではリーダーシップを発揮できないことがが増えつつあるのではないでしょうか。

そのようなことを悩んでいたら、先日発売されたハーバードビジネスレビューの「チームの力」特集が出ていたので、購入して読んでみました。

 

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この号では、米国ペンシルベニア大学の准教授らの記事が掲載されていましたが、チームが成功する条件として、次のような要素があることが大切だとのことです。


◆絶対的な方向性
チームに、明確で挑戦しがいがあり(だが不可能ではない)、達成に意義を見出せるような共通目標があるか

◆協力な構造
メンバーの人数と構成は適切か、メンバーがタスクの開始から終了まで責任を追っているか、許容されるふるまいを定めた明確な規範があるか

 

◆支えとなるコンテキスト

必要なリソース、情報、研修が得られているか、適切な成功報酬が用意されているか

◆共通の思考様式
メンバーが共通のアイデンティティを持っているか、メンバーが進んで情報を共有して相手の制約事項やコンテキストを理解しているか

これを見てみると、目新しいものはあまりなく、リーダーシップの教科書で書かれていて目に通したことがある内容が多く存在するように思えます。
特に一番最初の項目の「目標設定」というのは非常に重要であり、マネジメントやリーダーシップの研究者の多くがその重要性を唱えていますし、その研究者の権威でもドラッカーも著書「マネジメント(基本と原則)」で言及しており、マネージャーの仕事の1項目目が「目標を設定すること」としています。

 

この記事ではチームが複雑化しても、チームが成功されるために必要な要素は普遍な部分も多いとも書いていました。普遍的な部分に再度立ち返って再度勉強してみるのもひとつかもしれません。