これからの採用プロモーションの考え方

日本で最も手堅い転職手段は、人材紹介会社に登録して求人紹介を受けることでした。今でも主流は人材紹介であることは間違いありませんが、この5年くらいの間で多様化しています。
たとえば、ビズリーチやLinkedInが台頭し、ビズリーチがバズワードを作った「ダイレクトリクルーティング」が少しずつ浸透してきたこと。
ビズリーチ社はあっという間に大企業に変化し、サービスも多様化しつつあります。
また、「社員紹介」があらためて注目され、シリコンバレーの企業が行う「リファラル採用」も注目されています。

toyokeizai.net

新卒採用についても同様で、圧倒的多数はリクナビマイナビに登録して学生主導で企業選びをするのが一般的でしたが、最近は人財紹介サービスだったりSNSからスカウトしたりと、大きく変化をしていますね。

さてさて、最近はそこからまたさらに変化し、直接人財採用を目的としない手段が台頭しつつあるように感じています。

例えば「サンカク」というASPサービス。これは企業の経営に「サンカク」してもらい、有識者からアドバイスを受けることをコンセプトにしており、企業が募集ページを掲載し、興味がある有識者からの応募を待つ形式のサービスです。また、その企業の採用活動に応募することも可能です。
このサービスはリクルートが提供していますが、リクルートのロゴは全面には出ておらず、かなり控え目に出ています。理由としては、リクルーティング目的を全面に出さないように配慮しているとのこと。

sankak.jp

 

また、これは1月6日に発表されたニュースですが、DMMが就職前の人々を対象としたDMMアカデミーを開校して、学生の募集を始めました。インターンシップの要素もたくさんありますが、ネット業界のリプリゼンタティブたちが講師陣となった2年間のカリキュラムが用意され、月収30万円のお給料が出る。卒業後はDMMへの就職を必須としない。
これも採用は全面に出していません。亀山社長もサイトの中で「経済的な理由で進学を断念せざるをえなかった人、秀でたところがあっても勉強に馴染めなかった人など、様々な理由で大学に行かなかった人たちの中にも、才能に溢れる若者は多くいます。そんな人達を発掘し、自立・成長させるのが本校の目的です。」とハッキリ書いています。

dmm.academy



これから着目されるのは「短期的には成果に結びつくものはないが、もしかすると採用につながるかもしれないし、もしかするとお客様となって利益をもたらしてくれるかもしれないし、もしかするとファンになって様々な波及効果を生んでくれるかもしれない」。採用担当者は、採用や人事の枠を超えて、このような発想をもってプロモーションに取り組んでいく必要があるように感じています。